株式会社メイクスビュー |SDGs Each Together|SDGsへの取り組みを“個々から互いのものに”できたらいいな!をコンセプトに、SDGsを経営に活かす企業を支援するものです。

これが我が社のSDGs

お知らせ
 

ウエディングアイテムとともに幸せがめぐる仕組みを

株式会社メイクスビュー

2023年1月17日

株式会社メイクスビュー
人生で一度きりのウエディング。特別な一日を演出してくれるドレスやアクセサリーなどは、幸せのかたちをより美しく彩ってくれます。新郎新婦のおふたりにも、ご親族にも、そのときの華やかさや彩りが、かけがえのない思い出として心に残っていくにちがいありません。その一方で、ウエディング業界では環境への配慮が長年の課題となっています。一度きりであること、さらにトレンドの流れが速いことから廃棄せざるを得ないものが多く、環境への負荷がどうしても大きくなってしまいます。株式会社メイクスビューでは、そんなウエディング業界の課題に対してWEB会社としての知見を活かし、ひとつの解決案を提案しています。ウエディングを演出してくれたアイテムを一度きりにするのではなく、新たな使い道へ。結婚式を終えた卒花嫁さんがウエディングアイテムを出品できるマーケットサイトを立ち上げ、未来の新郎新婦様にバトンタッチできるサイクルを広げていこうと試みています。
  • つくる責任 つかう責任
  • 気候変動に具体的な対策を
  • パートナーシップで目標を達成しよう
  • 使わなくなったウエディングアイテムを<br>自由に出品できるフリマサイト

    使わなくなったウエディングアイテムを
    自由に出品できるフリマサイト

    メイクスビューが運営するウエディング通販サイト「Style Rosé」は、卒花嫁さんが使わなくなったウエディングアイテムを気軽に出品できるフリマ機能が充実しています。誰でも自由にウエディングアイテムを販売し、購入できるオンラインショッピングモール。いわばフリマサイトのウエディング版のようなサービスを展開しています。

    Style Rosé  https://shop.style-rose.jp/

    開発のきっかけについて事業マネージャーの間屋口さんは
    「これまでにもウエディングの通販サイトはあったのですが、トレンドアイテムを販売しているところは少なく、流行遅れのものが多かったんです。いいものを見つけるには、自分でInstagramなどでおしゃれな個人ショップを探したり、自身でD I Yするしかありませんでした。そんなアナログな状況を変える仕組みをデジタルでつくりたいと思いました」と話します。

    さらに、卒花嫁さんである友人などからは「使わなくなったウエディングアイテムの保管や処分に困っている」という声を聞いていました。「花嫁さんにとっても、卒花嫁さんにとっても悩みが多い状況がじれったかったんです」。その両方の課題を解決できるショッピングサイトがあればと、社内の新規事業会議でプレゼンしたそうです。

    「私たちはWEBをつくることを目的にするのではなく、WEBを軸に自分たちがやりたいことに挑戦していくことを大切にしています」と話すのは取締役COOの大島さん。間屋口さんのチャレンジは、メイクスビューが掲げる理念にも合致するものでした。

社会・環境・ビジネスへの影響

■ウエディングアイテムが循環していく仕組みをつくる
■ドレスショップと購入者の新たなつながりを生み、ドレスの廃棄問題を解決
■環境に配慮したウエディングのかたちを創造していく

社会・環境・ビジネスへの影響

新規事業プレゼンから3年、試行錯誤を経て、サービスが本格始動。まだサイトが立ち上がり間もない時期ですが、「Style Roséのコンセプトに共感し、インスタで紹介してくださる方が増えています」と間屋口さん。そこにはウエルカムボードや写真立て、ペーパーアイテムなどを購入された方が自身のウエディングをはじめ、自由な使い道を楽しんでいる姿があるそうです。確かな感触を掴んだ今、間屋口さんの目は新たなチャレンジに向いています。

「現在は小物アイテムが多いのですが、ウエディング業界でもっとも課題になっているのがドレスの廃棄問題です。その問題に貢献できる仕組みをつくろうと考えています」。

ドレスショップでは通常、品質保持のため10回着用されたドレスは廃棄されてしまいます。また、保管スペースが限られているため、型落ちしたものやレンタル期間が終わったものを長く置いておくことはできません。さらに、花嫁さんは日々インスタなどでトレンドをチェックしているため、1~2年前のドレスが流行遅れになってしまい、頻繁にドレスを入れ替えていく必要があります。

「ドレスの廃棄はとても心苦しいことですが、ドレスショップさんには他の選択肢がありません。そんな悩みを解決するために、型落ちしたドレスをStyle Roséで販売し、購入された分だけ販売手数料をいただく仕組みをつくりたいと思っています」。

これまで花嫁さん個人が中古ドレスを販売するサイトはあったものの、ドレスショップの型落ちドレスを販売するサイトはありませんでした。業界において初の試み。
型落ちドレスなのでウエディング本番での着用ではなく、前撮り用や2次会などのパーティ用として利用していただくことを狙いたいと言います。

「ドレスショップさんに企画を提案したところ、非常に喜んでくださいました。このサービスが世の中に広がることで、少しでもドレスの廃棄やムダな消費がなくなればと期待しています」。

  • どこの誰でもSDGsに貢献し<br>欲しいアイテムが手に入れる

    どこの誰でもSDGsに貢献し
    欲しいアイテムが手に入れる

    間屋口さんは今後、ドレスはもちろん、アクセサリーをはじめ全てのウエディングアイテムが廃棄されずにめぐっていくシステムをさらに広げていきたいと考えています。その先に見据えているのは、どこの誰でもSDGsに貢献しながら、本当に欲しいウエディングアイテムを手に入れることができる世界です。

    地方出身の間屋口さんは、地元の友人から「欲しいアイテムが手に入らない」「結婚式場には流行遅ればかり」という話をよく聞いていました。ウエディングにおける地域格差によって、自分が望んでいた結婚式を諦めてしまう花嫁さんがたくさんいるのです。
    でも、Style Roséにおいてウエディングアイテムがどんどんめぐっていけば、場所に関係なく欲しいアイテムが手に入りやすくなるに違いありません。しかも、廃棄されるものが減り、環境への配慮にもつながっていきます。どこの誰であっても自分が望むウエディングをつくることができるサステナブルなショッピングモールがStyle Roséです。それは“幸せがめぐっていくショッピングモール”と言えるかもしれません。

    「地方の花嫁さんは本当に苦労しています。その一方でウエディング事業を始め、卒花嫁さんやドレスショップさんが廃棄に悩んでいることがよくわかりました。今までその両者をつなげることができなかったのですが、WEBを活用すればそれができる。WEBを通して新たなつながりを生み、未来のウエディングの形づくりに貢献していきたいです」。

  • VOICE

    VOICE

    トップダウンではなく
    ボトムアップからはじまるSDGsを


    ウエディング事業は、間屋口のアイデアから生まれました。SDGsへの取り組みは経営層だけで考えがちになりますが、従業員の悩みや気づきから事業を育んでいくことも大切だと思います。従業員が日頃から解決したいと強く思っている課題であるからこそ、見せかけの取り組みでなく、世の中に役立つものへと成長していくのではないでしょうか。メイクスビューでは、従業員の「やってみたい」にフォーカスした事業づくりを重視しています。
    (取締役COO 大島さん)

  • 株式会社メイクスビュー
  • 企業概要

    会社名 株式会社メイクスビュー
    事業内容 働くメンバーが仕事の楽しさを実感することで日々最高のパフォーマンスをあげることができる「No Business No Happiness」という理念のもと、WEBを軸にしながら多角的な事業を展開。
    所在地 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満3-1-6辰野西天満ビル2F(大阪オフィス)
    電話番号 06-6125-5765
    FAX番号 06-6125-5685
    ホームページ https://makes-view.co.jp/